中日ドラゴンズの選手の引退は例年、最終試合間際の土壇場になって発表されてきました。

そのため、対戦相手チームに影響を与え、かなりの迷惑をかけてしまいました。

相手チームは優勝やらAクラス入りやら何かと大事な試合であるのに、試合の途中で花束贈呈とか試合の流れを停めて、相手チームファンの方たちにとっては「そんなの地元でちゃんとやれよ」という耳の痛い意見もありました。

背景にはフロントや首脳陣が選手へ引退勧告をしかね、選手に処遇を委ねるという責任転嫁の為でした。

まだシーズン最中ですので誰が引退しそうという予想はここでは伏せておきますが、自然の流れでは年功や成績からある程度は想像できます。

ファンにとっても心の準備期間が必要ですし、特にそれがベテラン選手であれば今年の残りの試合への応援の仕方も違ってくるでしょう。

今年はおそらく残念ながら５位、良くても４位が良いところで、Bクラスなのは間違いないでしょう。

となれば当然、来年以降は１つでも上の順位を狙うのであれば選手の大幅な入れ替えも必至。

温情でいつまでも選手を球団においておくということが困難なチーム状況です。

残り試合もだんだんなくなり、そろそろ本格的に来季の構想が始まるであろう時期が来ます。

元GMのように引退の決断を本人に委ねるというような曖昧な決断、責任転嫁ではなく、きちんとフロントは選手と話し合って決めて欲しいと思います。